2月6日  くろさわ病院へ  第166回昔話語りの会 


第166回昔話語りの会を開く。2月は公民館のつどいが3か所である。語りクラブのメンバーがそれぞれ都合のよい会場で語ります。1年間の語り活動の様子を多くに皆さんに聴いていただくチャンスです。今日はその練習も兼ねてこども達が何人か参加しました。
 また、今日突然にお客さんが見えました。私の出た長野の学校の後輩で千葉県にお住まいの方です。ひょんなことで、私を知り、出版社の方とお二人で参加されました。
 こどもの語り
  笠地蔵 化けくらべ にんじんごぼうだいこん 神様と小便 おやじは焼いた
 メンバーの語り
  たこ取り長者 五十の花嫁 竜神池  小須田盛凰さんのお話再話 たぬきとおけ屋 
   おけ屋の語りの中におけのたがかけが出て来ます。今のこども達には、たがかけ が解らないと思い 小さな醤油だるを見本に持っていって見せる。
 千葉県から参加された方が、実家の佐久市沓澤で、ひいおばあちゃんから聞いた昔話を飛び入りで語って頂きました。
  さるとひきどん  子守唄も
 こどものころ、ひいおばあちゃんに語ってもらう時の様子から話され、昔楽しみで聴いたというお話を、よどみなく語る姿に感動しました。おばあちゃんの語る空気が体にしっかり入って、お話も頭に絵がしっかり書かれているとか。
 なんと豊かなこども時代を過ごされたのでしょう。まだ60代半ばのお年です。佐久にもこんな光景が残っていたことに感動しました。今日は本当に良い出会いができました。こども達も思いがけない方から伝承のお話がお聴き出来て良かったです。
 我が家の孫も上田から3人来て、一緒にお話を聴いていました。そのうちに語れるようになれば、と期待しています・
 お茶会の後も話に花が咲く。こども達は井戸でポンプ遊び。呼び水をして、上手に水を出して、うれしそうに遊んでいました。
 後に残ったお客さんに とくさんが煮込み手打ちうどんを用意してくれたので、ゆっくりお話されていきました。
 佐久のこども達に伝承の語りをもっと聴かせてやりたいです。ひとつ夢が広がりました。