3月12日  公開講座 死と向き合う いのちを耕して生きる 増田住職さんの講演

 午後勤労者福祉センターで開かれた、佐久医師会が主催の公開講座に参加しました。増田友厚住職の講演は何回お聞きしても、いつも心に響く素晴らしいお話です。特に今回は、昨年亡くなった、東大名誉教授で、免疫学者の多田富雄さんの、新聞に載った文章について、増田先生の受け止め方に大変共感しました。
脳梗塞の後遺症で不自由な体になっても、「倒れる前より物事を深く考えるようになった。 他人のことも良く理解できるようになった、なにより寛容になりました。時には全身が詩に満たされることもあります。」と書かれています。病気になるととかく自分中心になり、わがままで、気難しくなると聞きますが、寛容になれる心がすばらしいです。、自力では食べることも水を飲むことも出来ない、物理的には歩けない体で、1日5時間はパソコンのキーボードに向かい左手で執筆していたとか。 そして、「この際苦しまずに死にたいなどとずるい考えを捨て、苦しみぬいて死ぬぞという覚悟を持てば帰って前向きに生きることができる。」 と書かれた、この文章は私にはすごい衝撃でした。
死に向き合う まさに核心に触れたお話でした。そして、住職さんは、「私も晩年は認知症になることを覚悟してます。そしてどんなぼけ方が良いか、イメージしています。バカバカ、とばかり言っている人、お世話になりました。と毎日挨拶して、身の周りを片づけて、お世話してくれる方のお茶を用意しているおばあちゃん、、などの例をあげて離されました。このお話も忘れられない、今後の生き方になりました。 
家に帰ってパソコンで多田富雄先生をネット検索して、
リハビリ難民を出さない、医療改革への取り組みを不自由な体で取り組んでいる様子にますます感動しました。

テレビで東北関東大震災を見て、天災の中でも地震ほど怖いものはないとつくづく感じます。
家が古いので、息子や娘たちから、連絡がある。お日さクラブへいっている、2歳の草ちゃんのこと。地震の時、皆は机の下にはいったらしいが、草ちゃんは平気で牛乳を飲んでいたとか、そんな報告もしてくれた。

この辺はそんな程度で良かったが、、、。