6月13日  十九夜念仏あり  行かれずロウソクの残り届けていただく

 毎年3月に行われるお十九夜念仏の日であったが、都合で行けなかったので、
隣の方に頼んでおいた、ロウソクの残りを届けていただきました。
50年前の5月に結婚して、翌年の3月のお十九夜さんで、新しいお嫁さんの紹介がありました。その年は3人のお嫁さんが紹介されました。「てえらの嫁さんでやす。」と言われた時のことが今でもはっきり覚えています。名前は言われずに、家のある地名、てえら、そのころは、我が家の周りもまばらに家があるだけで、村の中から、少々離れた、新開地だったようです。今では、誰も言わなくなっていますが)とっても懐かしいひびきです。その時紹介してくれた、おふくさんが、今日はおんなしょうは無礼講だに、歌って踊って騒ぎやしょう、といったのも覚えています。
今もそのお十九夜さんは、ずっと続いています。女神さまの描かれた掛け軸を下げて、長い長い十九夜念仏をあげてお参りします。その時ロウソクに火をともし
お線香をあげますが、その時のロウソクの短くなったのが、安産のお守りだそうです。我が家も息子の家で5月下旬に4人目の孫が生まれる予定ですので、ロウソクを頼んでおきました。
そして来年のお十九夜さんには孫の名前を書いて、お酒を1升届ける習慣になっています。無事に元気な赤ちゃんが生まれることを願って。

50年前に紹介されたお嫁さんもひとりの方は若くて(50代頃)脳梗塞になって、後遺症で、歩行が大変ですが、おばあさんと御主人を見送り、穏やかに暮らしているようです。またひとりの方も近くに住んでいますが、去年心臓の手術をして、前からの腰痛が悪くなり、散歩も出来なくなり、それからはお会出来なくなっています。以前は犬の散歩に来て、殆んど毎日姿を見ていたのですが。
年をしみじみ感ずる頃となりました。
いつもお参りして守っていただいているお稲荷さん