2月23日  佐久平クリニックへ リハビリ 喜寿を迎える

千葉の友人が送ってくれた菜の花とお雛様。うぐいすの飾り雛
 喜寿誕生日
上田の孫の草ちゃん桐子ちゃんからお祝の電話あり。草ちゃんが受話器の向こうから、昔話の 化けくらべ を語ってくれる。しっかり覚えていて,大きな声で語ってくれた。「アドバイスしてください」というので、もうすこしゆっくりお話すると、「聴いたひとがイメージしやすいよ」と教えてやる。
 「草ちゃんが一生懸命覚える姿を見せてくれておばあちゃんうれしいよ」と伝える。孫たちが元気に素直に育つ姿が、何よりの励みで、誕生日のプレゼントです。
 夜、鯉沼廣行さんの篠笛をCDで聴く。ふとしたことから、手にしたCDです、1991年頃購入したらしい。このCDで 今は亡き母さんの大好きだった、三木露風の ふるさとの の 篠笛 をしみじみと聴く。
 誕生日は 産んでくれた両親 母へ感謝する日とか。お仏壇に手を合わせる。
「体が弱く何かと入院することがあって、母さんには心配かけた私ですが、77歳になりました。母さんが100歳まで元気で生きた背中を追って、私も生き切りたいです。
 これから 誕生月の2月は ふるさとの の篠笛を聴いて過ごそう。


  ふるさとの  作詞 三木露風 作曲 斉藤佳三 

 1  ふるさとの   2   小女子は   3     十年経ぬ
    小野の木立に      熱き心に         おなじ心に
    笛の音の        そおば聞き        君なくや
    うるむ月夜や      涙流して         母となりても

  この歌を 縁側で歌って教えてくれた母さん。「私の大好きな歌なんだよ」 と
  あの時の光景を今でもしっかり覚えている。3番まで歌ってくれたので、私も
  今でも歌える、母さんの思い出の歌となった。私の無形の財産だ。歌詞を確かめ  たくて ネットで調べると 歌が聞けたり、解説もついていた。
  悲恋に終わった三木露風19歳の時の抒情歌とか。
  年上の恋人を想う歌です。  
 母さんの初恋も聞いていたので、きっと自分の人生とダブらせていたのだろうと思ってはいたのですが。
ふるさとの 歌 藤原義江
 歌の動画より

 今も想っていますよ。と伝えたかったのでしょうか。
 晩年、80代後半の頃、「年賀状の交換だけでなく、住所が解ったから、お逢いするなら一緒に行ってやるよ」と声をかけると、「もうこんなおばあさんになってしまって、、」というので、無理はしませんでした。でも、もっといろいろお話聞いておけば、と想いつつ 母さんを想う 懐かしい時間を過ごしました。
 私も、娘に伝えることはあるかしら、、  心から尊敬できる母を持った、幸せを感じる、誕生日の夜でした。